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2009年4月

2009年4月27日 (月)

ただの「遊び」にしないために

国際協力、で、スポーツ、っていうと、

「遊ばせてるだけちゃうの?」っていう批判をもつ人もいると思う。

教育とか医療とか、もっと貴重なお金使わなあかんとこあるんちゃうん、スポーツと国際協力って、そんなんただの娯楽やん。

これに真っ向から反論はできない。
たしかに、「スポーツを通して青少年の健全育成促進」とかいったところで、成果は計りにくい。被災地とかで、子どもの心のケアのために“遊び場”が必要、っていうのをわかっている人は多くても、それに貴重な税金とか寄付金を使いました、というと全ての納税者や寄付者が納得するのは難しいと思う。

…前置き長くなったけど、AEMOでのサッカー活動、サッカーするだけじゃなくて、いろいろと子どもの考え方や行動を変化させようと働きかけてきた。

その甲斐あってか、
タバコやシンナーをグラウンドで吸うことはなくなり、
ケンカして一斉に帰る事がなくなり、すぐ仲直りするようになり、
借りたシューズ、サッカーパンツ、ビブス、ボールはきちんと返すようになった。

そしてここ最近の問題は、
「人数が多すぎて、全ての子どもがプレーできない、途中交代したがらない」

乾季のため村で農作業がなく、村からワガドゥグへ多くの子どもが来ていることも理由の一つらしい。
3月以降、AEMOに来る子どもの数が数ヶ月前の倍近くになっている。
サッカーに参加する子も、毎週30人前後。
あまりうまくない子は、22人のメンバーから外れて見学。
もちろんプレーしたがり、僕も交代を促すけど、やっぱりみんなより長くプレーしたいし、うまくない子とはサッカーしたくないから、交代したがらない。

でも、AEMOでやってるサッカーは、「遊び」じゃなくて、「教育的活動」。

AEMO所長の激励もあって、こないだの木曜日はいつも以上に強気に促した。
試合前から、審判や両チームのキャプテンにしつこく、「いいプレーをしなかった子を交代させていくように!」と呼びかけた。

が、交代は全然されない。
ここで無理やりしても雰囲気が悪くなるだけ。

試合終了5分前をねらって、試合を中断し、ボールを取り上げ(従わなかったらこのまま帰る意気込み)、「残りあと5分!さぁ、交代しよう!」と呼びかける。

すると、特に反発もなく、キャプテンが中心になって交代が行われた。
やったら、できるやん!

出場時間は平等じゃないけど、久々に応援者を除く、全ての子どもがプレーに参加できた。
交代で入ったちびっ子の顔が本当に嬉しそうだったのが忘れられない。

サッカーを通して、できること、変えられるなんて、たかが知れてる。
でもちょっとずつ、変わってるんよね。 また来週!

Halfime ハーフタイム中。

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2009年4月19日 (日)

結婚式日和

毎日、同じ天気、気温やから、「~日和」っていっても、あまりありがたみがないけど、

今日も、結婚式日和だった。

よく晴れた土曜日、職場に実習生で来ていた女性の結婚式に参列した。

ブルキナの結婚式は、
まず始めに市役所に行って、「法的な結婚式」をしてから、
教会やモスクに行って、「宗教的な結婚式」をする。

今日の予定は、
10:00~ 市役所
11:00~ 教会
その後、新郎新婦宅でお祝い。
朝、他の予定があったから、11時過ぎ、教会から参加。

初めての結婚式参列で、楽しみにしていってんけど…

神父の話が  長い !
たまに笑いをとる、陽気な神父さん。

ほら、あちらこちらで、どんどん頭が垂れていってる…
聖歌隊も何回歌うねんってほど、歌う。
話して、歌ってを繰り返すこと、3時間。

一緒に参列した職場の同僚も  「長すぎる!!」
いつもはこんなに長くないらしい。

結局、そのあと用事があって、新郎新婦宅に行くも、ごはんにありつけず。
初めての結婚式(日本でもまだ、なし)は、ちょっと疲れた…。

ちなみに、結婚式の帰り道は、参列者のバイクののり方が、ひどい。
クラクションと暴走。それは決まって若者で、年配者は周りで怒ってる。
どこの国もおなじ?

うちの近所でも、今日の夜は結婚式があって
砂の道の上でバイクをぐるぐる乗り回すもんやから
いつも以上の砂埃。

近所のおばちゃん、マジ切れ。

Photo Photo_2

教会での結婚式の様子と、教会。
今回は二組同時の結婚式。新郎新婦が二組並んで前に座ってるという変わった光景。
参列者が多かった。

Mariage

今日の主役の二人。(両隣は同僚)  おめでとう!!

今回、参列して、主役以上に楽しむ参列者を見てふと思った。
こっちでしきりに「結婚しろっ」て言われるのは、結婚を望んでるよりも、ただ結婚式に出て歌って、食べて飲んで、楽しみたいだけなんちゃうやろか…(!?)

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2009年4月18日 (土)

まだ、変われる

僕は、どのブルキナファソ隊員の活動と比べても、

「“一番”素行の悪いブルキナベ」を相手に活動しているという自負がある。

どんな自負やねんっ、と思うかもしれないが、たまにほんまにそう思う。
別に自慢にしてるわけでもないし、ましてや同情してくれなんて思わない。
ただ、「おれ、がんばってる」とたまに自分を励ますことがあるくらい。

反論するブルキナ隊員がいたら聞いてみたい。

シンナー吸ってる人(子ども)を何人見たことがありますか。
友だちが寝てるすきに、ポケットからお金盗むブルキナベいますか。
ナイフや石もってのケンカをとめたことありますか。
偽名使って、ものをだましとられたことは?
職場に遊びに来た友人のケータイが盗まれたことは?

AEMOに赴任した頃は、「なんで、こんな不良少年どものために必死こいてがんばらなあかんねん」って何度も思ったし、(いや、今でもたまに思うけど、)

「のたれ死ね」  「救いようがない」  「もう二度とこんなとこけぇへん」

そう思ったのも、一度二度の話じゃない。
そのあとは決まって自己嫌悪に陥る。

自分はAEMOで働く資格なんてない。
「先生」とか「教育者」の器ちゃう。
そんなん、いやっていうほどわかってる。(改めて親や学校の先生を尊敬する。)

でも、そんなAEMOでの活動も残り2ヶ月のところまできた。

自分がここまでがんばってきた理由。

苦しんだ理由がAEMO青少年なら、がんばってきた理由も、彼ら自身がくれた。

「ストリートチルドレンなんて、みんな家庭の問題がある“かわいそうな”子たちなんやし、理解して、それを受け止めてあげないと。感情的にならずに、もっと落ち着いた対応しないとあかんやん!」

そんなふうに思って、そんなきれいごとだけ並べて、ストチルに変な先入観持ってAEMOに来る人は、上に挙げたマイナスの感情だけ持って、日本に帰ることになると思う。

苦しんで、悩んで、とにかく“向き合うこと”だけは続けようと思ってやってきた。
どんなに苦しんでいても、悩んでいても。
それが、今になって本当に良かったと思う。
そうやって、向き合っていたら、彼らのちがう面が見えてきた。
それに励まされてきた。その積み重ねが今の自分。

1年目、AEMOの所長に言われた。
「AEMOに来てる青少年は変わっていかないといけない。でもここでの経験を通して、君自身も変わっていけるんだよ。」

あと2ヶ月。まだ、変われる。

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最近、ストチルと昼食を一緒に食べる。
AEMOで昼食チケットを受け取ったら、徒歩5分ほどのとこにある大衆食堂まで歩いて行って(写真左)、食べる(写真右)。袋につめてもらってAEMOへテイクアウトも可能なので、ちっちゃい子らは、毎日年上の子らにパシリにされる。
大衆食堂には、昼休みで来てる近所の高校生も多い。
食事は、たくさん会話を交わさなくても、一緒にするだけで距離が近くなる。

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写真撮られるのが好きな子たち。
逆立ちしたり、格闘ポーズとったり、組み手をしたり。

右は、チャリンコに乗ってる人を追いかける、という設定らしい…
こんな何気ない、変な動きに思わず笑ってしまう。
そして、その場の子どもたちの楽しい雰囲気と相まって、さっと幸せな気分になる。

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2009年4月 5日 (日)

W杯アフリカ最終予選開幕!

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初のサッカーW杯出場に向けて、エタロン(ブルキナサッカー代表チームの愛称、“種馬”という意味)の最後の戦いが始まった。

来年2010年に南アフリカで開かれるW杯出場をかけたアフリカ最終予選、エタロンはコートジボワール、ギニア、マラウィと共に、グループ5に属している。この中で1位になったチームだけがW杯への出場権を獲得。
サッカー世界ランキング(2009年3月付):
コートジボワール 37位
ギニア       50位
ブルキナファソ  66位
マラウィ      108位 (ちなみに、日本35位、バーレーン67位)

W杯アフリカ最終予選グループリーグ一覧

3月28日(土)、その初戦ブルキナファソvsギニアがブルキナの首都ワガドゥグで行われた。グループ5のもう一つの試合コートジボワールvsマラウィでは死者が出るほどの熱狂ぶり(参考記事→サッカーW杯最終予選で死者)。
ブルキナでも死者やけが人こそ出なかったみたいだが、想像以上の盛り上がり!

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応援のため集まった日本人みんなでブルキナ代表ユニホームを買い、会場の“Stade 4 août(スタッドカトルウット)”へ。写真は、スタジアムで入場を待つブルキナベ。1列に並んで待ってる。…なかなか見れん光景。いつもは順番待つの苦手やのに。
この人らが並んでいるのは、300Fcfa(約60円)のエリア。日本人応援団は少し高め、1000Fcfa(200円)のエリアに入った。

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18:00キックオフの1時間半前、16:30にはスタジアムに着いたのにすでに大勢の観客でどんどん席が埋まっていっていた。まず目を引いたのが、軍人シート!(写真左)さながら、北朝鮮の応援団のよう。異様な雰囲気…。しばらくして、巨大国旗が登場(写真右)。国をかけた戦い!って感じが伝わってくる。

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選手入場!このまえにウォーミングアップもあって、どんどん観客席の熱気もあがってくる。かなり楽しい。日本人応援団もビール片手にテンションあがる。写真左は、左の赤と黄色のユニがギニア代表、右の白色のユニがブルキナ代表。
そしてキックオフ!この頃には、もう観客席はいっぱい(写真右)。

…このあとの写真が実はない。試合に熱狂しすぎて、撮っていない。とにかく、熱狂しながらも、つっこみどころ満載で、W杯予選を最高に楽しめた。

・ゴールキックをディフェンスに任せるブルキナキーパー。…中学生か!たしかにアップののときから足元の技術がおぼつかない…。

・エタロンは、前後半で2得点ずつ、計4得点と大爆発!その度にスタジアムが揺れた。エース9番ダガノが2得点。

・せっかく手製のブルキナ国旗持ってきたのに、エタロンが点を決めると興奮のあまり、旗をふるのを忘れてたおじいちゃん。うしろにいた日本人応援団が代わりにふってあげた。

・異様な雰囲気をかもし出していた軍人応援団。統制とれてたり、バラバラやったり。後半には、グラウンドに背を向け、お尻をフリフリ、お茶目な応援も披露。でもその間にエタロンの失点シーンを見逃す。時間差で感嘆の声が聞こえた。

・席が一杯になったからと、ゲートを閉める警備員。コートジでの事故のようなことがないよう気をつけてるのはわかるけど、一度中に入ればトイレにも行けない。そして、閉じられたゲートで立小便をするブルキナベ。

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試合は4-2でブルキナファソが快勝!
そして試合後、日本でのスタジアムでは絶対にありえへんことが。
選手も退場した試合後のグラウンドではしゃぐ観客!子どもらは、芝生の上で走る、まわる、とびはねる…。最後まで、たくさんのブルキナベ(もちろん見知らぬ人ばかり)と共に楽しんだサッカーW杯アフリカ最終予選。

次回はアウェーで、6月6日vsマラウィ。
その次は最も大事な試合、ホームで6月20日vsコートジボワール!!
(…帰国の2日前。)

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